ネットワークブートホストの設定
注意! |
・「事業所ライセンス」/「コーポレートライセンス」のオプション機能となります。
・実行には、ネットブート用データファイル(gpdatahost.pac)が必要です。
・評価使用のための(gpdataost.pac)は、ホームページよりダウンロードできます。 |
消去プログラムを、ネットワークブート(PXE)によって起動・実行させるための、ホスト機能を設定、作成します。
ここでは、起動可能なCDイメージファイルの作成、USBメモリの設定が可能です。そのCD/USBメモリを使用してPCを起動するだけで、以下の機能がすべて含まれたホスト(サーバー)が構築できます。
・ネットワークブートのためのホスト機能 ・ネットワークブートしたPCでの消去プログラムのロード
・消去プログラムがログを書き込むためのFTPサーバー ・ネットワークブートしたPCと時刻同期するためのNTPサーバー
以下いずれか一方を設定してください。
※現在有効な指定の左側にチェックが入ります。 作成するネットブート用CD-ROMイメージファイル
作成するファイルを指定します。
直接ファイル名(フルパス)をキーボードから入力するか、「参照」ボタンを押してファイルを指定します。
設定するUSBメモリドライブ
一覧の中から設定するUSBメモリドライブを選択してください。
※USBリムーバブルドライブが一覧表示されます。
選択をすると、現在の設定タイプ等の情報が表示されます。
※USBメモリは、設定の処理で初期化され、内部は消去されますので注意してください。
gpdatahost.pac-[書込]
有効なネットブート用データファイルがある時、上記画像のようにバージョンが表示されます。
下図のように「評価版」とある場合、使用データは「評価版」です。評価版では、ネットワークブートの回数が2回までに制限されます。
[書込]ボタンでは、[詳細設定]で設定した内容を、データファイル(gpdatahost.pac)に書込むことができます。
書き込んだ値は、次回「起動環境設定ツール」を起動したとき、初期値・固定値として表示されます。 変更可能な初期値とするか、固定値とするかは、「データファイルの設定・カスタマイズ」での「値の固定」の指定に従います。
頻繁に使用する場合、値を指定して配布する場合などに、便利な機能です。
※ここでは「ネットワークブートホストの設定」に関するデータのみ、(gpdatahost.pac)に書き込まれます。その他の設定値は「データファイルの設定・カスタマイズ」画面からの操作で、(gpdata.pac)に書き込まれます。
データファイル
現在有効なデータファイルが表示されます。
書込データ消去
指定して「書込実行」を行うと、データファイルに登録されている値が消去されます。
書込実行
現在有効なデータファイルに対し、値の書き込みを行います。
詳細設定
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サーバーPCネットワーク設定 ------------------------
サーバー(ホスト)PC自身の設定
IPアドレス/サブネットマスク/ゲートウェイ/ネームサーバー
ネットワークブートのためのサーバー(ホスト)のアドレス設定です。
IPアドレス(IPv4)、サブネットマスク、ディフォルトゲートウェイ、ネームサーバーを指定してください。
ディフォルトゲートウェイ、ネームサーバーは、必須ではありません。必要な場合のみ指定してください。
NTPクライアント有効
ネットワークブートのためのサーバー(ホスト)の時刻を、NTPサーバーと同期させる場合、チェックを入れてください。
NTPサーバー名
「NTPクライアント有効」にした場合、時刻を同期させるサーバーを指定します。 IPアドレス(IPv4)、または、サーバー名で指定してください。
サーバー名指定の場合、「ネームサーバー」の指定が必要となります。 タイムゾーン
「NTPクライアント有効」にした場合、タイムゾーンを指定します。 GMT-12 から GMT+12 の間で指定してください。
例えば、日本(東京)の場合、"GMT+9"を使用します。
---------------------------- サーバーでのネットワークサービス
---------------------------- ネットワーク接続されたクライアントPCに対するサービスの設定
ネットワークブート(PXE)
ネットワークブートは、DHCPサーバーを使用してIPアドレスに加え、ブートに必要な情報を配布します。
そのため、ネットワークブートの機能を使用する場合は有効にし、DHCPサーバー情報を設定する必要があります。
ここでは、DHCPサーバーで配布するIPアドレスの範囲(IPv4), サブネットマスク、ゲートウェイ、ネームサーバの情報を設定します。
ゲートウェイ、ネームサーバーについては、必須ではなく、必要に応じて設定してください。
FTPサーバー
消去プログラムのログをネットワーク保存する場合のFTPサーバーとして使用できます。
使用しない場合は有効にする必要はありません。有効にしなくても、ネットワークブートは可能です。
使用する場合、接続ユーザーID、パスワードは、FTPサーバーに接続するためのユーザー名、パスワードを指定してください。 半角英数のみ使用可能です。
「PW」ボタンを押すと、入力したパスワードが表示されます。もう一度押すと「●」の表示になります。
ただし、「PW」で表示できるのは、新規入力時か、一旦全文字クリアした後に入力した場合のみです。
NTPサーバー
ネットワークブートで消去を行うPCと時刻同時する際のNTPサーバーとして使用できます。
使用しない場合は有効にする必要はありません。有効にしなくても、ネットワークブートは可能です。
使用する場合タイムゾーンを、GMT-12 から GMT+12 の間で指定してください。
例えば、日本(東京)の場合、"GMT+9"を使用します。
「NTPクライアント有効」にする場合は、タイムソーンを同じものにしてください。
作成/設定実行
CD-ROMイメージファイルの作成/USBメモリの設定を実行します。
※処理にはしばらく時間がかかります。終了メッセージが出るまでお待ちください。
USBメモリの設定手順上の注意事項については、「起動USBメモリの設定」をご覧ください。同様の手順となります。
消去プログラムのオプション指定
ネットワークブートホストは、ネットワーク接続したPCをネットワーク起動(PXE)し、消去プログラムを実行させることができます。
実行する消去プログラムは、「CD、USBメモリからの起動」と同じもので、同様にオプション指定が可能です。
オプション指定の詳細につきましては「起動環境作成時の共通オプション」をご覧ください。
例として、「詳細設定」で上記画像のようにネットワークブートホストのアドレス等を設定した場合、
下記画像のように消去プログラムの「ネットワーク」オプションを指定することで、以下が有効となります。
・ネットワークブートホストより、DHCPによるアドレス取得 ・FTPにより、ネットワークブートホストへのログ書き込み
・NTPによる、ネットワークブートホストとの時刻同期
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