「ピーマンPRO」オンラインマニュアル    

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「起動消去プログラム」の操作-> CD/USBメモリからの起動


CD/USBメモリからの起動


起動

コンピュータに、「ピーマンPRO」製品CD-ROM、作成した起動CD/USBメモリを入れ、電源を入れます。
システムが起動し、以下のような画面になります。

※起動CDの作成は「起動CDイメージの作成」参照
※起動USBメモリの作成は「起動USBメモリの設定」参照

BIOS/UEFI起動により起動画面は異なります。起動後の処理等は全く同じです。

■BIOSでの起動の場合の画面


■UEFIでの起動の場合の画面(セキュアブート時は、背景画像は表示されない場合があります)

起動しない、あるいは、ハードディスクにインストールされているOSが起動する場合
・BIOS/UEFIの設定をご確認ください。CD/USBメモリの起動優先順位が低くなっている場合があります。
  参照「BIOS/UEFIによる起動環境の設定
・作成したCD-Rが、起動用に正しく作成されていない場合があります。
  参照「イメージファイルからCDの作成
・設定したUSBメモリのタイプが、お使いのPCに会っていないがあります。
  参照「BIOS/UEFIによる起動環境の設定」「起動USBメモリの設定
・お使いのPCが、CD/USBメモリの起動に対応していない場合があります。
  参照「BIOS/UEFIによる起動環境の設定
・起動時に、メッセージが表示され、そのタイミングで指定のキーを押さないとCD等から起動しない機種があります。
  「Press any key to boot from CD...」が表示されたら、何かのキーを押してください。


起動画面での操作(BIOS起動)

通常は、何も操作しなくても、5秒後に自動的に起動の処理にはいります。
[enter]キーを押すと、すぐに起動します。

ネットワーク機能の設定がある場合、以下のように表示されます。
Green Pepper [NET], Wait 5sec ...
無線LANネットワーク機能の設定がある場合、以下のように表示されます。
Green Pepper [NETW], Wait 5sec ...

※メディアのアクセスが遅い場合など、[enter]後、すぐに画面が切り替わらない場合がありますが、しばらくそのままお待ちください。
※5秒以内に1文字を入力すれば、自動での起動は停止します。

日本語画面が正しく表示されない場合、画面が黒のままの場合
一部機種(モニターの種類等にもよります)によっては、日本語画面が正しく表示されず、起動はしているようでも、画面が黒のままの場合があります。

その場合は、上記画面で、5秒以内に"gp[enter]"と入力し、英語画面で処理を行ってください。


その他のオプションの選択

現在選択可能なオプションは5秒以内に「F5」キーを押すと表示されます。
※一旦画面が切り替われば、自動起動は停止されます。

以下は、製品CD-ROM起動時のものです。
選択可能なオプション内容は、CD/USBメモリを作成する際のオプション指定により異なります。
起動環境作成時の共通オプション」参照。


 
入力 表示言語 内容
gp 英語 通常の消去画面を表示
gpu 英語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示

メニュー表示前に、ATAドライブの凍結(Frozen)を解除するために、サスペンド/レジューム処理を行う。
※凍結状態のATAドライブがない場合、サスペンド処理は行われません。
※ビデオドライバが未対応の場合など、サスペンド処理が行われない場合があります。
※ビデオドライバの対応が不十分な場合など、画面が真っ黒のまま何も表示されなくなる場合があります。
その場合は、この処理は選択しないでください。
gps 英語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示
gph 英語 HPA(HostProtectedArea)を無効にして、全ディスク容量を消去対象にする
※HPAに関する指定は、USBインタフェース接続の場合など、
有効にならない場合があります。
消去方法についての考慮点」参照。
gpa 英語 ACPIを無効にして起動する
※一般のPCでは、ディスクが認識できなくなる、電源の自動OFFができなくなることがあります。
gpm 英語 Kernel Mode Setting (KMS)を有効にします。画面表示に問題がある場合お試しください。
gp64 英語 64bitカーネルを使用して起動する。
     
gpj 日本語 通常の消去画面を表示。自動起動はこの設定になっています。
gpuj 日本語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示
ただし、メニュー表示前に、ATAドライブの凍結(Frozen)を解除するために、サスペンド/レジューム処理を行う。
※凍結状態のATAドライブがない場合、サスペンド処理は行われません。
※ビデオドライバが未対応の場合など、サスペンド処理が行われない場合があります。
※ビデオドライバの対応が不十分な場合など、画面が真っ黒のまま何も表示され亡くなる場合があります。
その場合は、この処理を行わないでください。
gpsj 日本語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示
gphj 日本語 HPA(HostProtectedArea)を無効にして、全ディスク容量を消去対象にする
※HPAに関する指定は、USBインタフェース接続の場合など、
有効にならない場合があります。
消去方法についての考慮点」参照。
gpaj 日本語 ACPIを無効にして起動する
※一般のPCでは、ディスクが認識できなくなる、電源の自動OFFができなく
なることがあります。
gpmj 日本語 Kernel Mode Setting (KMS)を有効にします。画面表示に問題がある場合お試しください。
gpj64 日本語 64bitカーネルを使用して起動する
diag 英語 起動が完了しない場合などに選択し、状況を確認するための問題調査画面
diagh 英語 HPA(HostProtectedArea)を無効にして、問題調査画面を表示
※HPAに関する指定は、USBインタフェース接続の場合など、
有効にならない場合があります。
diaga 英語 ACPIを無効にして、問題調査画面を表示
※一般のPCでは、ディスクが認識できなくなる、電源の自動OFFができなく
なることがあります。
diagm 英語 Kernel Mode Setting (KMS)を有効にして、問題調査画面を表示。
画面表示に問題がある場合お試しください。
diag64 英語 64bitカーネルを使用して起動する

起動が完了しない場合

起動が完了せず、消去画面が表示されない場合、以下のような原因が考えられます。

・ハードウェアが本製品に対応していない。
※CPU、マザーボード、周辺機器の非対応。
※周辺機器については、一度はずしてお試しください。
※BIOSで切り離せことができる機器があれば切り離してお試しください。
・メディアの障害(CD-ROM、USBメモリ)
・その他ハードウェアの障害

上記起動時の選択メニューで、"gpa"(ACPIを無効にする)での起動をお試しください。

また、"diag"で起動し、ストップした個所までのメッセージをご連絡ください。

起動が途中でストップしメニューまで表示されない場合、画面を取得する機能はありません。
恐れ入りますが、画面をデジタルカメラなどで撮影し、お送りください。

"diag"コマンドで表示される画面の操作は「問題調査画面」をご覧ください。



起動画面での操作(UEFI起動)

ご使用のPCが、対応していないSecureBoot仕様の場合、以下の起動画面にならず、Securityエラー等のメッセージが表示されます。
その場合、BIOS(UEFI)設定で、SecureBootを不可(disable)にしてお試しください。

通常は、何も操作しなくても、5秒後に自動的に起動の処理にはいります。

[ESC]key for menu .....
4

他のオプションで起動する場合、5秒のカウントダウンが終了する前に[ESC]キーを押してください。以下のオプションメニュー画面が表示されます。


"[ESC]key for menu"画面が表示されず、「loading system ...」表示となる場合
・起動時に他のオプション選択が不要の場合は、メニュー表示まで実行されますので、そのままお使いください。
・起動時オプション選択をする必要がある場合、PCが起動を開始した直後より[Esc]キーを押し続けてください。起動オプション選択メニューが表示されます。




オプションメニュー画面での操作

「↓」「↑」キーで機能を選択し[enter]キーでオプションの選択を行います。

「--- その他の起動オプション」、「--- Other boot options」の中で、さらに詳細なオプションの選択が可能なサブメニューが表示されます。

1.《ピーマンPRO》 日本語 Ver.4xx]下の「--- その他の起動オプション」を選択した場合


この画面から、最初のオプションメニュー画面に戻るには[ESC]キーを押します。

メニューの構成
標準状態の場合以下のメニュー構成となっています。

以下は、製品CD-ROM起動時のものです。
選択可能なオプション内容は、CD/USBメモリを作成する際のオプション指定により異なります。
起動環境作成時の共通オプション」参照。


オプションメニュー画面
選択メニュー 表示言語 内容
《ピーマンPRO》 日本語
[GreenPepper PRO] Japanese Ver 4.x.x
日本語 通常の消去画面を表示。自動起動はこの設定になっています。
--- その他の起動オプション
--- Other boot options
  日本語環境での他のオプション選択サブメニューへ
[GreenPepper PRO] English Ver 4.x.x 英語 通常の消去画面を表示
--- Other boot options   英語環境での他のオプション選択サブメニューへ
     
Diagnose   起動が完了しない場合などに選択し、状況を確認するための問題調査画面サブメニューへ

サブメニュー画面(日本語環境)
選択メニュー 表示言語 内容
--- (ESC)メインメニューへ,[ピーマンPRO]日本語
--- (ESC)return to main, [GreenPepper PRO] Japanese
  ※オプションメニュー画面に戻る場合は[ESC]キーを押してください。
a.通常起動/Normal boot 日本語 通常の消去画面を表示。
b.セキュア消去を有効にする+凍結解除/Enable SecureErase+Unfreeze 日本語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示。

メニュー表示前に、ATAドライブの凍結(Frozen)を解除するために、サスペンド/レジューム処理を行う。
※凍結状態のATAドライブがない場合、サスペンド処理は行われません。
※ビデオドライバが未対応の場合など、サスペンド処理が行われない場合があります。
※ビデオドライバの対応が不十分な場合など、画面が真っ黒のまま何も表示されなくなる場合があります。
その場合は、この処理は選択しないでください。
c.セキュア消去を有効にする/Enable SecureErase 日本語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示。
d.HPAを無効にする/Ignore HPA, access full size 日本語 HPA(HostProtectedArea)を無効にして、全ディスク容量を消去対象にする
※HPAに関する指定は、USBインタフェース接続の場合など、有効にならない場合があります。
消去方法についての考慮点」参照。
e.ACPIを無効にする/disable ACPI 日本語 ACPIを無効にして起動する
※一般のPCでは、ディスクが認識できなくなる、電源の自動OFFができなくなることがあります。
f.UEFI old mappingを使用/UEFI old mapping 日本語 UEFIを従来のメモリマッピングで使用。
※UEFI起動で起動時停止する場合等に使用
g.実行時のUEFIを無効/Disable UEFI (runtime) 日本語 実行時UEFIの機能を無効にします。
※UEFI起動で起動時停止する場合等に使用
h:KMSを有効にする/Enable KMS (nodeset) 日本語 Kernel Mode Setting (KMS)を有効にします。画面表示に問題がある場合お試しください。

サブメニュー画面(英語環境)
選択メニュー 表示言語 内容
*--- (ESC)return to main, [GreenPepper PRO] English   ※オプションメニュー画面に戻る場合は[ESC]キーを押してください。
a.Normal boot 英語 通常の消去画面を表示。
b.Enable SecureErase+Unfreeze 英語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示。

メニュー表示前に、ATAドライブの凍結(Frozen)を解除するために、サスペンド/レジューム処理を行う。
※凍結状態のATAドライブがない場合、サスペンド処理は行われません。
※ビデオドライバが未対応の場合など、サスペンド処理が行われない場合があります。
※ビデオドライバの対応が不十分な場合など、画面が真っ黒のまま何も表示されなくなる場合があります。
その場合は、この処理は選択しないでください。
c.Enable SecureErase 英語 セキュア消去メニューを含むメニュー表示での消去画面を表示。
d.Ignore HPA, access full size 英語 HPA(HostProtectedArea)を無効にして、全ディスク容量を消去対象にする
※HPAに関する指定は、USBインタフェース接続の場合など、有効にならない場合があります。
消去方法についての考慮点」参照。
e.disable ACPI 英語 ACPIを無効にして起動する
※一般のPCでは、ディスクが認識できなくなる、電源の自動OFFができなくなることがあります。
f.UEFI old mapping 英語 UEFIを従来のメモリマッピングで使用。
※UEFI起動で起動時停止する場合等に使用
g.Disable UEFI (runtime) 英語 実行時UEFIの機能を無効にします。
※UEFI起動で起動時停止する場合等に使用
h:Enable KMS (nodeset) 英語 Kernel Mode Setting (KMS)を有効にします。画面表示に問題がある場合お試しください。

サブメニュー画面(問題調査画面)
選択メニュー 表示言語 内容
*--- (ESC)return to main, diagnose ---   ※オプションメニュー画面に戻る場合は[ESC]キーを押してください。
a.Normal boot 英語 起動が完了しない場合などに選択し、状況を確認するための問題調査画面
b.Ignore HPA, access full size 英語 HPA(HostProtectedArea)を無効にして、問題調査画面を表示
※HPAに関する指定は、USBインタフェース接続の場合など、有効にならない場合があります。
c.disable ACPI 英語 ACPIを無効にして、問題調査画面を表示
※一般のPCでは、ディスクが認識できなくなる、電源の自動OFFができなくなることがあります。
d.UEFI old mapping 英語 UEFIを従来のメモリマッピングで使用。
※UEFI起動で起動時停止する場合等に使用
e.Disable UEFI (runtime) 英語 実行時UEFIの機能を無効にして、問題調査画面を表示
※UEFI起動で起動時停止する場合等に使用
g:Enable KMS (nodeset) 英語 Kernel Mode Setting (KMS)を有効にします。画面表示に問題がある場合お試しください。


日本語画面が正しく表示されない場合、画面が黒のままの場合
一部機種(モニターの種類等にもよります)によっては、日本語画面が正しく表示されず、起動はしているようでも、画面が黒のままの場合があります。

その場合は、オプションメニュー画面で"[GreenPepper PRO] English Ver 4.x.x"等、英語環境でご使用ください。

起動が完了しない場合

起動が完了せず、消去画面が表示されない場合、以下のような原因が考えられます。

・対応していないSecureBoot仕様の場合
※BIOS(UEFI)設定で、SecureBootを不可(disable)にしてお試しください。
※画面に「disable SecurBoot if stops here」メッセージが表示されて停止する場合は、SecureBootを不可(disable)にしてお試しください。

・ハードウェアが本製品に対応していない。
※CPU、マザーボード、周辺機器の非対応。
※周辺機器については、一度はずしてお試しください。
※BIOSで切り離せことができる機器があれば切り離してお試しください。
・メディアの障害(CD-ROM、USBメモリ)
・その他ハードウェアの障害

上記起動時のオプションメニュー画面で、"d.disable ACPI"(ACPIを無効にする)での起動をお試しください。

また、オプションメニュー画面で"diagnose"->"a.Normal boot"で起動し、ストップした個所までのメッセージをご連絡ください。

起動が途中でストップしメニューまで表示されない場合、画面を取得する機能はありません。
恐れ入りますが、画面をデジタルカメラなどで撮影し、お送りください。

"diagnose"メニューで表示される画面の操作は「問題調査画面」をご覧ください。