「ピーマンPRO」オンラインマニュアル    

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「起動環境作成ツール」による起動設定-> コマンドラインによる設定・カスタマイズ

コマンドラインによる設定・カスタマイズ

データファイルの設定」では、そのデータファイルを使用する際の処理内容を固定的に指定することができます。
コマンドラインによる指定は、より柔軟に初期状態、処理内容などを指定することが可能です。

初期状態では、データファイルの設定が、コマンドラインの設定よりも優先されます。
これは、ユーザーが、コマンドラインで自由に変更出来てしまうのを防ぐという考え方からです。
どちらを優先するかは、データファイルでの「コマンドライン指定を優先とする」で変更できます。

コマンドラインオプションの詳細

コマンドラインオプションは以下のようになります。
個別の意味、設定時の画面表示などは「データファイルの設定」をご覧ください。
項目 設定方法 説明
データファイル /D:[データファイル] 使用するデータファイルを指定します。
データファイルにスペースを含む場合は""(ダブルクオーテーション)で囲みます。
メニュー・消去方式 /A:D 消去方法の固定
/A:P[password] パスワード指定自動実行
/A:A フルオート実行
例:
/A:P1234   パスワード"1234"で、パスワード指定自動実行
消去方法 /M:[1,2,3,4][6,7,8][E][L][H][N][V][v]
1-4: 消去回数1-4回
6-8: セキュア消去 1-3回(指定なしで'---使用しない---')
E: エラー時中断
L: ログのFD/USBメモリ書き込み
H: ログのHDD書き込み
N: ログのネットワーク書き込み
V: 読込検証  v:読込検証(セキュア消去)
/S:[1,2,3,4][6,7,8][V][v] /S指定がある場合「SSD指定有効」
1-4: 消去回数1-4回
6-8: セキュア消去 1-3回(指定なしで'---使用しない---')
V: 読込検証  v:読込検証(セキュア消去)
例:
/A:D /M:3VH    3回消去、読込検証、HDDログ で消去方式の固定
/A:Ppass /M:16LHVv    パスワード(pass)指定自動実行、1回消去、ログ(USBメモリ、HDD)、読込検証、
               セキュア消去1回、読込検証、SSD指定なし
USBメモリタイプ /U:[H][F][2] H: HDDタイプ
F: 大容量FDDタイプ
2: 2Gに制限
例:
/U:H USBメモリをHDDタイプに指定
言語 /L:[en,jp] en: 英語
jp: 日本語
例:
/L:jp    言語を日本語に指定
その他オプション /O:[U][P][S][H][V][E][T][D] U: 64GB以下のUSBメモリも消去対象とする
P: ACPIを無効にする
S0: セキュア消去/サニタイズメニュー自動 S1:常に表示 S2:表示しない
H: HPAを無効にする
V: UEFI-古いメモリモード
E: UEFI-実行時無効
T: UEFI/HDD-テキスト画面起動
D: ログに準拠規格を表示
例:
/O:HS1    HPAを無効にする、セキュア消去メニューを常に表示にする
追加情報 /N:タイトル1,0/1,タイトル2,0/1 以下をカンマ区切りで指定
タイトル1の文字(スペースは"_"アンダーバー)
必須入力の場合 1、そうでない場合 0
タイトル2の文字(スペースは"_"アンダーバー)
必須入力の場合 1、そうでない場合 0
例:
/N:Operater,1,PC_Number,0    "Operator"を必須入力項目、"PC Number"を任意入力項目
表示ページの指定 /T:[H][U][C][P}[S] 指定したページが表示される
H: HDD組み込み
U: USBメモリ設定
C: CDイメージ作成
P: WinPE設定ファイル
S: データファイル
最初に指定したページが、初期表示ページになります。
/T:H     HDD組み込みページのみを表示
/T:CU   USBメモリ設定、CDイメージ作成ページのみ表示。初期ページをCDイメージ作成ページとする
値の固定 /F 指定すると値の固定となる
モジュール設定
ファイル
/J:[ファイルパス] 使用するモジュール設定ファイルを指定します。
ファイルパスにスペースを含む場合は""(ダブルクオーテーション)で囲みます。
ネットワークに関する指定
ログの書き込みに
ネットワークを使用
/NE 指定すると有効となる。
IPアドレスの
指定
/NI:D
/NI:I[x.x.x.x,x.x.x.x,x.x.x.x
,x.x.x.x]
D: DHCP指定
I: 固定値(IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、ネームサーバー)を指定
(ゲートウェイ、ネームサーバーは省略可能)
例:
/NI:D    DHCP指定
/NI:I192.168.0.10,255.255.255.0,192.168.0.1 
           IP:192.168.0.10,ネットマスク:255.255.255.0,ゲートウェイ:192.168.0.1を指定
接続方法 /NW:[W][F] W: Windows共有
F: FTP
例:
/NW:W   Windows共有
サーバー /NV:[x.x.x.x]
/NV:[サーバー名]
サーバーのIPアドレス、または、サーバー名を指定
例:
/NV:192.168.0.5        サーバーアドレス 192.168.0.5 を指定
共有名(WIN) /NS:[共有名] 共有名を指定
例:
/NS:TEST    共有名 TEST を指定
ディレクトリ /ND:[ディレクトリ名] ディレクトリを指定
ディレクトリ名のスペースを含む場合(WINのみ)は、
""(ダブルクオーテーション)で囲みます。
例:
/ND:gplog/2012   ディレクトリとして"gplog/2012"を指定
認証ID /NU:[認証ID] 認証IDを指定
例:
/NU:nomura
パスワード /NP:[パスワード] パスワード(テキスト)を指定
/NP:password
パスワード(暗号化) /NC:[暗号化パスワード] 暗号化したパスワードを指定
※暗号化パスワードの作成方法については、お問い合わせください。
ログファイル名接頭辞 /NX:[0-3](固定値) 0: なし
1[固定値] : 固定値
2:追加情報1入力値
3:追加情報2入力値
例:
/NX:1GP    固定値"GP"を指定
/NX:2       追加情報1入力値を指定
NTPクライアント /NT:[NTPサーバー],[タイムゾーン] NTPサーバー名を指定。名前またはIP(v4)アドレス。
タイムゾーンを指定。GMT+9 , GMT-4 などの文字を指定。
例:
/NT:ntp.nict.jp,GMT+9
ネットワーク(無線LAN)に関する指定
無線LANを有効にする /WE 指定すると有効となる。
SSID /WS:[SSID] SSIDを指定
認証暗号化 /WA:[W/P/E] W:WEP
P:WPA/WPA2-PSK
E:WPA/WPA2-EAP
キー(WEP/PSK) /WK:"[text]"
/WK:[hex key]
WEP,WPA/WPA2-PSKでの認証キーを指定
テキストの場合ダブルクォーテーションで囲む
16進数の場合、ダブルクォーテーションなしで指定
例:
/WK:"WPAPSKKEY"  テキストで"WPAPSKKEY"を指定
/WK:0506AF4D5DD0B33E  16進数で 0506AF4D5DD0B33E を指定
認証ID(EAP) /WU:[認証ID] WPA/WPA2-EAPにおける認証IDを指定
パスワード(EPA) /WP:[パスワード] WPA/WPA2-EAPにおけるパスワード(テキスト)を指定
パスワード(暗号化)(EPA) /WC:[暗号化パスワード] WPA/WPA2-EAPにおける暗号化したパスワードを指定
※暗号化パスワードの作成方法については、お問い合わせください。