「ピーマンPRO」オンラインマニュアル    

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概要-> 製品の特徴


「ピーマンPRO」とは


企業における、セキュリティポリシーを実践する、ディスク標準消去ツールとして開発されました。
シンプル、コンパクトで、かつ、必要な機能を備えた消去ツールです。
企業ユースを想定し、システム部門で設定した消去環境をユーザーに配布し、統一した方法での消去ができるよう、カスタマイズ、配布方法をさまざま用意しています。



企業内で統一された消去方法の確立、システム部門からの消去プログラムの配布

統一された消去方式による消去を企業内で実行するために、消去プログラム配布時に方式を指定/固定することが可能です。
また、共有サーバー、イントラネット等での配布を容易にするため、コマンドラインによるパラメータ指定を豊富に用意しています。
※配布には対応するライセンスが必要です。

幅広いディスクへの対応

デスクトップ、ノートPCで標準的な、PATA(PararelATA)、SATA(SerialATA)、NVMeディスク、タブレット等のeMMC、サーバー系で使用される、SCSI、SAS、FC(FiberChannel)、およびそのRAID構成ディスクまで、幅広く対応します。
また、広まりつつあるSSD、eMMC等のセキュア消去(SecureErase)、サニタイズ消去(Sanitize)にも対応しています。

高速、マルチタスクによる並行処理

Linuxベースのシステムにより、ディスクアクセスは非常に高速です。また、マルチタスク機能により、接続されている複数にディスクを同時並行に消去します。
非常に時間のかかる消去処理の時間を短縮します。

セキュア消去(SecureErase)/サニタイズ(Sanitize)他、さまざまな消去方式に対応

1回―4回の消去方式に加え、SSD等では必須に近い、セキュア消去(SecureErase)/サニタイズ(Sanitize)に対応。
米陸軍準拠方式(AR380-19)、米国防総省基準(DoD5220.22-M)、米国立標準技術研究所(NIST SP 800-88)等に準拠した方法での、消去が可能です。
また、読込/書込エラー時には、セクタ単位で細かくリトライをし、より確実な消去を行うための制御を組み込んでいます。

さまざな起動方法に対応

CD起動、USBメモリ起動、ハードディスク起動、ネットワークブート(オプション)に対応。
最適な起動方法を選べます。
旧来からのBIOS起動に加え、UEFI(多くのSecureBoot)起動に対応しています。

改ざんチェックの可能なログ出力

消去記録として重要なログを、ネットワーク(Windows共有,FTP)、HDD、USBメモリ、FD等へ保存可能です。また、ログは扱いやすいテキスト形式ながら、チェックサムにより、改ざんのチェックを行うことができます。

ネットワークへのログ書き込みへの対応

セキュリティポリシー上、USBメモリ等の書き込み可能なメディアの使用を制限している企業が増えています。
「ピーマンPRO」では、CDで起動し、ネットワークドライブへのログの書き込みを行うことにより、リードオンリーメディア環境下でも、管理上大切なログを、ネットワークドライブに書き込むことが可能です。また、ネットワークサーバーでログを一括管理することができます。
オンボートイーサネット他、USB-LAN、無線LANにも対応しました。
 
ネットブートホスト機能(オプション)を使った、同時多数PCの消去処理

ネットワークブートホスト作成機能により、消去プログラムをネットワークブートにより起動させることがきでる、ホスト(サーバー)を簡単に設置可能です。
ネットワークブートホストを含むネットワークに、消去対象PCを接続することで、同時に多数のPCを一括消去する作業が、非常に簡単に行えます。
また、ネットワークブートホストに消去ログを残すことで、ログの管理も一括して行うことができます。