「ピーマンPRO」オンラインマニュアル    

←前ページ

↑メニュー

次ページ→

概要-> 製品の構成


「ピーマンPRO」の構成


「ピーマンPRO」の消去プログラムは、OS(Linux)を含み、自身で起動し消去を行う「起動消去プログラム」と、Windows上で消去を行う「Windows消去プログラム」(gppro4.exe)の2つに大きく分けられます。
Windows消去プログラム(gppro4.exe)は、通常のWindows(10,11など)で実行することも、WindowsPE上で実行することも可能です。WindowsPE上で実行した場合のみ、Windowsシステムドライブ(一般的にC:)の消去、セキュア消去が可能になります。

また、Windows上で動作するツールとして、「起動消去プログラム」の起動環境、WindowsPEでの自動実行設定ファイルを作成する「起動環境作成ツール」、「ピーマンPRO」の運用を補助するさまざまなツールを集めた「管理者向けユーティリティ」があります。


「起動消去プログラム」での消去

Windows「起動環境作成ツール」で、HDD、CD、USBメモリに起動環境を設定。
設定した環境で「起動消去プログラム」を起動して消去。
・システムドライブを含む全ドライブの消去が可能
・セキュア消去、サニタイズ処理が可能
・ディスクドライバ等は組み込み済み
ATAセキュア消去凍結の解除が可能(対応PCのみ)

※製品CD-ROMから起動しても、「起動消去プログラム」が実行できます。

「Windows消去プログラム」(gppro4.exe)での消去(WindowsPEでの実行)

WindowsPEに組み込んで実行すれば、メニュー操作での消去が可能。
Windows「起動環境作成ツール」で、「WindowsPE実行時設定ファイル」作成し、gppro4.exeと同じフォルダに保存することで、自動実行、処理方法の指定などが可能。

・システムドライブを含む全ドライブの消去が可能
・セキュア消去、サニタイズ処理が可能
・WindowsPEの実行環境の構築は、お客様で行っていただく必要があります。
 不足ドライバがある場合、組み込む必要があります。、
・セキュアブートには完全対応

メモ
「起動消去プログラム」と、「Windows消去プログラム」をWindowsPEで実行した場合では、機能的に若干の違いはあるものの、同等の消去機能を持っています。

ただし、WindowsPEの環境構築は、技術的に少しハードルが高く、また、機能的にも「起動消去プログラム」の方が上回る部分があるため以下の場合を除き、基本的には「起動消去プログラム」ご使用ください。

・Windows(WindowsPE)ドライバしかサポートされていないディスクインタフェース接続の場合
・セキュアブートに完全に対応する必要がある時

「Windows消去プログラム」(gppro4.exe)での消去(Windows上での実行)

Widows上の「Windows消去プログラム」で消去。

Windowsシステムドライブは消去できません
・セキュア消去、サニタイズは不可。
・「Windows消去プログラム」は、システムドライブ以外の接続ドライブ、メモリカード、USBディスク等の消去にご使用ください。
 

製品CD-ROM内の各ファイル、ダウンロード解凍時のファイル


製品CD-ROMは、PCに入れてCDから起動することで、「起動消去プログラム」として使用できます。
また、Windows環境でエクスプローラ等で見ることで、以下のプログラム、マニュアル等をお使いいただけます。


README.txt ・・・まずはじめにお読みください。メモ帳で表示できます。

gppro4.exe ・・・ Windows消去プログラム
gpset4.exe ・・・ 起動環境作成ツール
gputil4.exe ・・・ 管理者向けユーティリティ
gpdata.pac ・・・起動環境作成用データファイル(ネットワーク対応、WiFi対応)
gpdata.pac.net ・・・起動環境作成用データファイル(ネットワーク対応、WiFi非対応)
gpdata.pac.nonet ・・・起動環境作成用データファイル(ネットワーク、WiFi非対応)
※インストールは不要です。直接クリックして実行できます。

[64bit] フォルダ
gppro4.exe ・・・ Windows消去プログラム(64bitプログラム)
gpset4.exe ・・・ 起動環境作成ツール(64bitプログラム)
gputil4.exe ・・・ 管理者向けユーティリティ(64bitプログラム)

[manual] フォルダ
man_gppro.pdf ・・・ マニュアル(PDF版)
index.html ・・・ マニュアル(html版メニュー)
※以下htmlマニュアルファイル

[other] フォルダ
その他ドキュメント、ツール

---製品CD-ROMの場合---
[boot]
※CD起動用プログラム類。直接使用することはありません。

---ダウンロードで提供の場合---
cd.iso ・・・製品CD-ROMイメージファイル(iso9660)。

各プログラムの詳細


消去プログラム

マニュアル中での
表記

 

概要

消去対象

実行環境

実行ログの
保存先

起動消去
プログラム

HDD/CD-ROM/USBメモリから起動。

SATA/SCSI/SAS/RAIDカードなどを自動認識し、消去を行う。

セキュア消去/サニタイズ消去が可能。

自動実行が可能。

システムドライブを含む、IDE/SATA/eMMC
/NVMe/USB/SCSI
/SAS/RAIDディスク。
自身で起動し実行
(LinuxOSを使用)

※ハードディスク内にインストールされているOSは関係しません。

・FD/USB-FD/
USBメモリ
・消去したHDD内
・ネットワーク
(Windows/FTP)
への保存
Windows
消去プログラム

(gppro4.exe)
[WindowsPE]実行時
WindowsPE上で動作する消去プログラム。

セキュア消去/サニタイズ消去が可能。

自動実行が可能。
システムドライブを含む、WindowsPEが認識できるドライブ。

必要なディスクインタフェースドライバの組み込みが必要。
WindowsPE ・FD/USB-FD/
USBメモリ
・消去したHDD内
・ネットワーク
(Windows)
への保存
[Windows]実行時
Windows上で動作する消去プログラム。

Windows上からのドライブ
/パーティション内の消去。
システムドライブ(C:)、システムドライブを含むディスクを除く
Windows上で認識できるドライブ。

SATA、USB、SCSI、メモリカード、iSCSIなど。
Windows ・クリップボード(コピー貼り付け)
・ファイル
・消去したHDD内


ツール系プログラム・データ

マニュアル中での
表記

 

概要

実行環境

起動プログラム
ユーティリティ

「起動消去プログラム」を実行中に、ALT+F5で表示される、
ユーティリティプログラム。

自身で起動し実行
(LinuxOSを使用)
起動環境作成
ツール

(gpset4.exe)

「起動消去プログラム」のハードディスクへの組み込み、
USBメモリへの設定、起動可能なCD-ROMイメージを作成
する。
WindowsPEで(gppro4.exe)を実行する場合の、設定ファイルの作成。

Windows
起動環境作成用
データ
(gpdata.pac)
 
起動環境作成ツールに必要なデータ

gpdata.pacは、ネットワーク、WiFi設定を含む、全てを含んだものです。基本的にこちらをお使いください。

ただし、その分サイズが大きいため、
特にサーバーからダウンロードして使用するなど、
以下を使用することで、ダウンロードの時間を短縮できます。

・ネットワークは使用するが、WiFi設定は不要の場合
   gpdata.pac.net
・ネットワークを使用しない場合
   gpdata.pac.nonet
を、gpdata.pac に名前を変えてご使用ください。
 
管理者向け
ユーティリティ

(gputil4.exe)

「ピーマンPRO」の運用を補助する、さまざまなユーティリティ

Windows