ActiveX版「起動環境作成ツール」の概要
「起動環境作成ツール」には、Windows上での実行形式プログラム(EXE形式)の他に、インターネットエクスプローラ上で動作する、ActiveX版があります。
ActiveX版は、画面、機能、操作方法はWindows実行形式(EXE)とほとんど同じです。
社内イントラネット等で、「ピーマンPRO」の実行環境を社内ユーザーに配布したい時に、社内の環境に合う方をお使いください。
※社内で配布するには事業所ライセンス、コーポレートライセンス等のライセンスが必要です。
ActiveX版「起動環境作成ツール」の使用設定
以下、ActiveX版が使用できるまでの、設定方法を説明します。
※ActiveX版を使用できるようにするまでには、Webサーバー、ActiveXに関する基本的な知識、環境が必要です。
Webサーバーの準備
Webサーバー側には、以下のファイルが必要です。
・gpset4x.ocx ・・・ ActiveX版「起動環境作成ツール」
・gpdata.pac ・・・ 起動環境作成用データファイル
・*.html ・・・ ActiveX実行用 htmlファイル
HTMLファイルの準備
製品CD-ROMにあるサンプルのHTMLファイル(activeX/sample.html)を参考に、HTMLファイルを作成してください。
[OBJECT ID][CLASSID]については、変更せずサンプルのままお使いください。
以下設定可能なパラメータです。
PARAM NAME |
必須 |
説明 |
DataUrl |
○ |
「起動環境作成用データファイル」(gpdata.pac)を取得するURLを指定します。
http://xxxx, または、https://xxxx での指定が可能です。
http://xxxx?aaa=nnnn&bbb=mmmm
のようなパラメータ設定も可能です。
例:
<PARAM NAME="DataUrl" VALUE="https://192.168.0.1/gp/gpdata.pac"> |
AuthMethod |
|
"BASIC" のみ設定可能です。
BASIC:
データ取得の際、BASIC認証による認証を行います。
以下"Authid",,"Password"の設定が必要です。
例:
<PARAM NAME="AuthMethod" VALUE="BASIC"> |
Authid |
|
BASIC認証に使用されるIDです。
例:
<PARAM NAME="AuthId" VALUE="gpuser"> |
Password |
|
BASIC認証に使用されるパスワードです。
例:
<PARAM NAME="AuthId" VALUE="erase"> |
CommandLine |
|
「起動環境作成ツール」での初期値、表示ページなどを指定します。
設定は、「コマンドラインによる設定・カスタマイズ」の内容となります。
例:
<PARAM NAME="CommandLine" VALUE="/m:1ev /a:P12345 /L:EN"> |
クライアント側、インターネットエクスプロラーでの設定方法
インターネットエクスプローラ(IE)を起動する際、「管理者として実行」する必要があります。
以下のように、"Internet Explorer"のショートカット上でマウスの右ボタンを押し、表示されるメニューで「管理者として実行」を選んでください。
(Windows7での例)
管理者として実行されていないと、以下のようなメッセージが表示され、実行できません。
インターネットエクスプローラを起動し、ActiveX版「起動環境作成ツール」の設定されたページをはじめて表示しようとすると、以下のようにインストールに関する注意が表示されます。
ここで、「ここをクリックしてください」をクリックすると、以下のメッセージが表示されますので、「インストールする」を選んでください。
さらに、以下のように、インストール確認のメッセージが表示されます。「インストールする」をクリックします。
ActiveX版の画面が表示されます。
ActiveX版「起動環境作成ツール」の使用方法
画面、機能、操作方法などは、Windows実行版とほぼ同じです。
以下のページをご覧ください。
ハードディスクへの組み込み(HDD組込)
起動CDイメージの作成(CDイメージ作成)
起動USBメモリの設定(USBメモリ設定)
起動環境作成時の共通オプション
Windows実行版と異なる点
以下の点が異なります。
・「データファイルの設定」ページはありません。
・「マニュアル」ボタンは表示されません。
・データファイルに設定された初期値、表示ページなどのカスタマイズ情報は使用されません。
・コマンドラインパラメータ(CommandLine)でのみ初期値等は変更できます。
・データファイルは「設定実行」「作成実行」ボタンが押された際に、以下の画面が表示され、指定URLよりダウンロードされます。
※ネットワーク/WiFi機能などを使わない場合、データファイルはより小さくすることが可能です。
遅い回線でご使用など、データファイルの転送に時間がかかる場合、不要な機能をはぶいたファイルを提供させていただきます。
詳しくは、お問い合わせください。
クライアントでのActiveXの削除方法
インストールされたActiveXコントロール、その設定を削除するには以下の方法で行います。
「コマンドプロンプト」を管理者として実行
Vista/7/2008以降
「コマンドプロンプト」のショートカットでマウスの右ボタンを押し「管理者として実行」を選びます。
管理者としてログオンしていない場合は、管理者のユーザー/パスワードを入力します。
XP/2003
管理者としてログオンするか、
「コマンドプロンプト」のショートカット上でマウスの右ボタンを押し、「別のユーザーとして実行」を選び、
管理者権限のユーザー名、パスワードで実行してください。
コマンドプロンプトでの操作
WindowsXp/Vista/7において、一般的に、"gpset4x.ocx"は、"c:\windows\Downloaded
Program Files"に保存されます。
※その場所にない場合は、「検索」機能を使って、場所を特定してください。
以下、そのフォルダに保存されていることを前提に説明します。
フォルダの変更
cd "c:\windows\Downloaded Program Files"
ファイルの存在を確認。ファイルがあれば、画面のようにファイルの情報が表示されます。
dir gpset4x.ocx
登録の解除
regsvr32 /u gpset4.ocx
成功すると、以下のメッセージが表示されます。
ファイルの削除
del gpset4x.ocx
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