「ディスクの完全消去(# erase disks)」/「ディスクの完全消去(4回)(# erase disks(4-times))」を選択すると、以下のような画面となります。
処理選択画面
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-------------| erase
disk |---------------
Be careful! All data .....
Select disk to erase.
[1]ICL35L040AVVA-07-0
(33.0GB)
[2]ST320011A (19.6GB)
[ ]
Stop when error
[ ]
Verify after erase finished
[ ] Write log to FD
-----
----------
| OK |
| CANCEL |
-----
----------
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「↑」「↓」キーで、消去するディスクを選択し、[tab]キーで、[OK]または、[CANCEL]選び、[enter]キーを押してください。
[OK]で、消去処理実行、[CANCEL]で処理は中止されます。
※「削除方式指定」、「パスワード指定自動実行」、「フルオート実行時」には、以下は、あらかじめ設定されたものが表示され、変更できません。
[ ] Stop when error/エラー時、処理中断
途中でディスクへの書き込みエラーが発生した場合、処理を中断するか、無視して継続するかの選択です。
無視して継続する場合、エラー件数のみカウントされます。
[*]の状態が「中断する」という選択です。
※[
]のように、カーソルがある状態で、[space]キーを押すことにより、選択/解除を変更します。
[ ] Verify after erase finished/処理終了後、検証を行う
消去処理が終わったあと、自動的にディスク内の読み取り作業を行い、すべての部分が消去されているかの検証処理を行います。
検証に必要な処理時間は、消去処理とほぼ同じ位必要です。
[*]の状態が「検証を行う」という選択です。
※[
]のように、カーソルがある状態で、[space]キーを押すことにより、選択/解除を変更します。
[ ] Write log to FD/ログをFDに書込み
消去処理が終わったあと、処理ログ(記録)をッフロッピーディスクに書き込みます。
FD起動の場合は、そのFDに、CD-ROM起動の場合は、別途、1.44M(2HD)内蔵フロッピーディスクドライブが存在し、MS-DOSフォーマットされたフロッピーディスクをいれておかなければなりません。
書込みは、すべての処理終了時に行われます。
[*]の状態が「書込みを行う」という選択です。
※[
]のように、カーソルがある状態で、[space]キーを押すことにより、選択/解除を変更します。
※フロッピーディスクが存在しない、フォーマットされていないなどの場合、終了時エラーメッセージが、表示されます。その場合も、ディスクの消去処理自体は、通常どおり行われます。
※Windowsパソコンにおいてファイル内容は、読み出すことができます。
ログファイル名は以下のようになります。
[日付][時][分][秒].log
例: 6月5日 13:08:12 に作成されたログ -> 05130812.log
ログファイル例
--- disk erase log ----------------------------
disk : IC25N020ATDA04-0 (19535040 kbyte)
method : 4-times
start : 2004/06/10 15:47:01
end : 2004/06/10 16:09:27
error : write(0)
status : finished (no error)
---------------------------------------------
処理実行、確認画面
[OK]選択後、以下のような確認画面が表示されます。
「Yes」/「No」を「→」「←」または、[tab]キーで選択して、[enter]キーを押してください。
※この画面が、最終確認です。
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--------| confirm
|--------
Really continue?
------
-----
| Yes
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| No |
------
-----
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※エラー画面
同じディスクに対し、複数の「消去」、「読込/消去チェック」処理を行おうとすると、以下のメッセージが表示されます。
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--------| ERROR
|--------
can not execute multiple erasing/reading process on the same disk.
------
| O
K
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------
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処理中画面
消去処理中は、以下の画面が表示されます。
画面中央の青いバーに、赤で処理済の量が視覚的に表示されます。バーがすべて赤になれば終了です。
(この状態で、Alt+F2,Alt+F3などを押すと、別メニューが表示され、並行して別のディスクの処理を行うことが可能です。)
※以下の例:[13:15]は処理開始時刻、下段[13:20]は現在時刻です。
※「Write error: 0」は、書き込みエラーが発生した件数です。
通常消去画面
※「Erasing Disk [00000000]」は、現在00(16進数)で書込みが行われていることを示します。
4回書込画面
※「Erasing Disk 1-4/4」は、4回のうち、何回目の処理が行われているかを表示します。
※「[10101010]/[random]」等は、書込みが行われている値を示します。詳しくは下記「処理の技術的内容」をご覧ください。
「ディスクの完全消去(通常)」画面
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-------------| erase
disk |---------------
Be careful! All data .....
Select disk to erase.
[1]ICL35L040AVVA-07-0
(33.0GB)
[2]ST320011A (19.6GB)
[13:15](start) Erasing Disk [00000000]
.........
[13:20] total:19551168 write error: 0
[ ]
Stop when error
[*]
Verify after erase finished
[*] Write log to FD
-----
----------
| OK |
| CANCEL |
-----
----------
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「ディスクの完全消去(4回)」画面
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-------------| erase
disk |---------------
Be careful! All data .....
Select disk to erase.
[1]ICL35L040AVVA-07-0
(33.0GB)
[2]ST320011A (19.6GB)
[13:15](start) Erasing Disk 1/4 [10101010]
.......
[13:20] total:19551168 write error: 0
[ ]
Stop when error
[ ]
Verify after erase finished
[*] Write log to FD
-----
----------
| OK |
| CANCEL |
-----
----------
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※処理中の致命的なエラー
●不明な文字が多く出て、画面が乱れる
Jul 6 01:32:42 linux kernel: hda: drive not ready for command
Jul 6 01:33:12 linux kernel: ide0: reset timed-out, status=0x80
処理中に、上記のような文字(状況によって異なるメッセージの場合もあります)が、大量に出て、画面が読めなくなることがあります。
その場合は、ディスクにハード的な問題がある場合が多く、さらに何度行っても同じ状況が続く場合、消去処理はできません。
●処理に非常に時間がかかる、処理が進まない
ディスクそのものに問題がある場合、処理に非常に時間がかかり、他の画面に切り替えた場合の動作が遅くなる場合があります。
終了確認画面
終了時、以下のような画面が表示されます。確認後[enter]を押してください。
検証なし
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検証あり
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--------| confirm
|--------
Erase disk finished.
total: 19551168
write error: 0
[13:15]->[13:40]
------
| O
K
|
------
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--------| confirm
|--------
Erase/Verify disk finished.
total: 19551168
write error: 0
read error: 0
verify error: 0
[13:15]->[14:05]
------
| O
K
|
------
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*write error: ディスクへの書込みエラー
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*write error: ディスクへの書込みエラー
*read error: 検証時のディスク読取エラー
*verify error: 検証時、消去されていない
個所(ゼロ以外)の件数 |
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※件数:1Kバイト単位ブロックでのカウント数
その他、以下のようなエラーが発生する可能性があります。
ERROR: could not open disk :
ディスクにアクセスすることができません。
ERROR: can not execute multiple erasing/reading process on the same disk. : 同じディスクに対し、複数の処理は実行できません。
ERROR: could not erase disk. : 消去できませんでした。
ERROR: could not read disk. : 読み取りできませんでした。
ERROR: there are places where erase is not completed. : 消去できていない箇所が存在します。
ERROR: Can't write log to FD. : ログのFD書込ができませんでした。
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--------| ERROR
|--------
Can't write log to FD
------
| O
K
|
------
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※フロッピーディスクが入っていない、フォーマットされていない、容量がいっぱいなどの原因で、ログの書込みだ出来なかった場合、表示されます。消去処理自体には影響はありません。
処理の技術的内容
通常(1回書込)
この処理では、ディスクの中をすべて「ゼロ」(00:16進数)で埋めていきます。これは、ディスクのパーティション状況、ディレクトリ情報の状況に関係なく、無条件に行われるため、既存のOS、フォーマットに関係なく、消去されます。
通常の消去は、これで十分なのですが、1回ゼロを書き込んだだけでは、残留磁気が微かに残り、特殊な方法を使用すると、読み取れる情報が存在することがあるようです。より完全なセキュリティを求める場合、「ディスクの完全消去(4回書込)」をご使用ください。
4回書込み
米国防総省基準に準拠した方法(DoD5220.22-M)で、ディスクを消去します。
これは、残留磁気を問題とする、よりハイレベルのセキュリティが必要な場合、ご使用ください。
1回目:AA(16進数)/[10101010](2進数)を書き込み
2回目:55(16進数、AAの補数)/[01010101](2進数)を書き込み
3回目:ランダム値[random]を書き込み
4回目:00を(16進数)/[00000000](2進数)を書き込み
※(DoD5220.22-M)に正式に準拠させる場合は、「処理終了後、検証を行う」を行ってください。
※この方式で消しても、100%データが読みとれないことが、保証されるわけではありません。
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